大学院で竹山研に進学し、そこで自由に活動させてもらった2年間。先生の指導や、優秀な先輩たちに囲まれ自分の未熟さを感じた。また、東京で開催された「独身者の住まい」展では東大や東工大の学生を招いて連日討論会を企画した。そこでもまた、京都と言う小さな枠の中でしか物事を見ることができていなかった自分の至らなさを感じた。しっかりとした自分の基礎をもう一度作るため、自分の思い描いた海外でもう一度勉強しようと決意した。選んだ場所はイギリス。留学したロンドン大学のバートレット校では、深い歴史観に根ざしながら、新しい表現の可能性を建築を通じて探求する濃密な時間を過ごした。学生時代に経験した、たくさんの挫折と決意が今の自分を作っている。
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