10代から溜まりに溜まった悩みのマグマは大学院の修士2年目に地表に噴き出して急速に予期せぬ形をつくり始めた。この年1992年、4月に竹山先生が京大にやってきて、一緒にゼミ、コンペ等をやり、飲み、食べ、秋口にはギリシャ、トルコ、キプロスを旅して、その後ひとりでロンドンへ渡ってAAスクールの門を叩きAndrew HolmsやDavid Greeneと出会い、年末に突如父親が亡くなり、何が何だかわからないまま修論を提出して修士を終え、看板を上げて仕事を始め、1年半お金を稼いでAA に編入学した。その後もいろんな事がいっぱいあった、20代後半はそれまでとは大きく違う自分をつくり出し、その後40歳ぐらいまでの自分の方向を決める、そんな時間だった。
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