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京都大学建築学科 竹山聖退任記念「大収穫祭」
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芽/芽吹き:建築に目覚めたとき、場所、こと
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niwatetsu
目覚め
大学3年生前期の課題講評会で竹山先生に出会う。最初にかけてもらった言葉。図面が全くできていなかった自分に対して「建築を構想し、設計して、図面で表現して、人に伝えることができるのは、とても大きな能力であること」を示された時。それ以来、図面(プレゼン)で構想した建築が伝えられているのか、また人に共感してもらえる建築とはどのようなものか考えて設計してきているように思う。
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2021年8月31日
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小幡剛也
降臨
バブル期の大学で建築を学ぶ中、特に大きな刺激を感じないまま、建築がファッションやスタイルのように消費されていく感じがして、今一つのめり込めないと思っていた大学院1年の終わり、建築雑誌で食い入るようにその作品を見ていた竹山先生が京都大学に降臨しました。―救世主が目の前に現れたようでした。リアルに建築家と接しているという初めての感覚と、話を聞いていると自分でも自由に言葉と現象の間を行き来できるような気がして、何かが芽吹いたと感じました。 小幡剛也
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2021年8月29日
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Louie Hamilton
空き家となった曾祖母の家を、父と週末DIYで改修した。10歳の頃に始めて、形になるまで5年ほどかかっただろうか。 どんな部屋にするか議論し、画を描いて、部材を買い、作業を進める。一日の汗と木屑を温泉で流す。一連のプロセスがとても快活に感じられ、建築の道を意識するようになった。
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2021年8月23日
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Hiroyuki Mae
アバンギャルドvsポップ
4回生の設計演習で、先生から「お前はアヴァンギャルドではないけど、ポップは上手い」と評され、自分はアヴァンギャルドな竹山研にふさわしくないのではないかと卑屈になったことを覚えています。とはいえ、すぐにこの言葉が自分にはしっくり来て、好きなフレーズとしてこれまで心の支えになっています。これからも「ポップ」に頑張っていきます。
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2021年8月23日
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Atsushi Kokuryu
感じる
設計演習でこのコメントを頂いた時、こんな風に建築を考えていけばいいんだと思えた。
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2021年8月22日
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kamei akiko
つくること
卒業設計について、竹山先生から、スーパーマリオの空間体験の様だとコメント頂いた時、あらゆる自分の体験は無意識に、そして不意にあらわれるかもしれない、そんなことに関わっているのだと思いました。
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2021年8月21日
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chisato kitamura
敷地にて
2回生の課題。敷地を決め、朝から晩まで観察した。光や音やシークエンス、訪れる人たち。初めて場と真剣に向き合った。
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2021年8月18日
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hashimoto
建築がまだ始まっていないと思っていた京都での4年間
どこの事務所に勤めても、結婚して子どもが生まれても、自分で事務所を始めても、結局また同じことを考えていると気づいた。
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2021年8月13日
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Keigo Nishio
インド・フランス旅行。写真の中のコルビュジエ建築を実際に見に行き、その写真と同じ構図で写真を撮った。50年前の時空間と、当時の撮影者の思考を想像しながら、変わるものと変わらないものを目の当たりにした。建築の見方が大きく変わる修行のような旅だった。
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2021年8月11日
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moriyoshi
研究室配属
自分の設計がどれほどのものかよく分からなかったですが、研究室配属の際、図面審査の結果竹山研に入れたとき。
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2021年7月23日
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tahara.sako.c5
(無題)
考えることと表現することへの苦手意識と憧れを拗らせて、建築を志したように思います。 結局今も苦手なままですが、自分にとって建築は、世界を見るためのファインダーや、自身を見つめる鏡になっていることに研究室での学びを通して気づきました。 どのようなかたちであれ、建築とはできれば一生付き合っていきたいなと思わせてくれた学生生活でした。 田原迫はるか
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2021年8月30日
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Toshiaki Kawai
芽/芽吹き
芽吹きの決定的な一瞬を一つだけに決める事はむずかしいものではなかろうか。私自身いくつかの、いや、いくつもの(一つ一つは私なりに決定的な)体験が自分を建築の道へと導いてきたように思うのだけれど。とはいえあえて一つあげるなら、その中の一つは中学一年生だったか、東大寺での体験。南大門をくぐった時に感じた何とも表現しがたい感興の記憶は、「人の気持ちを動かすメディアとしての建築の力」への信頼感を今もって支えてくれている。
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2021年8月25日
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mizuho ozawa
向き合い、創る喜び
2回生の最初の課題で、自分で敷地を選定し、初めて自由に設計したとき。 敷地のポテンシャルは何か、そこで実現したいことは何か、人々にどう過ごしてほしいか、敷地や自分と向き合い続け、形にしたこと。 自分の直感を信じて良いのか、自分の考えている世界が共感を得られるのかどうか、わからないまま進めていたが、講評会で先生方やゲストの方に言及されたことで、自分の思いが伝わり、自分と外の世界とが繋がったと感じられ、つくること、建築の楽しさに魅了された。
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2021年8月23日
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黒田弘毅
自由
設計演習で先生に「おもろいやん、どんどん進めたらええやん」と言われた。 建築は自由で視界が広がっていると分かった瞬間。
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2021年8月22日
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uemura yasuto
自由
大学に入り、竹山先生はもちろん他の先生方が建築に自らの思想やアイデアを込めて創造されるその様に、建築とはこんなにも自由なのかと度肝を抜かれました。
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2021年8月22日
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natsume.naoko
建築を学んだあとに
大学時代は自分からは遠い存在だった「建築物」でしたが、社会に出てがむしゃらに働くうちに、暮ら人と暮らしと建築と街が同じ土俵にあるんだと感じるようになりました。
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2021年8月19日
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akio takatsuka
正倉院
中学の夏休みに正倉院を作った。構造の合理が機能を与え建築の美しさを生みだすことを知った。想像をはるかに超える難しさがむしろ魅力的だった。
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2021年8月17日
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Shota Kobayashi
何気ない一言
三回生の設計演習の講評会でひと目図面を見た竹山先生に「君は建築が本当に好きなんだね」と言われたこと。そんなににじみ出てるならもうこの道をいくしかないと踏ん切りがついた。
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2021年8月12日
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yasushi kodaira
つくるって何?
三宮プロジェクトの際にやっと、造形だけをつくるのではないと理解できた。
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2021年7月30日
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yamamotomotoki
またね!
2回生の設計演習で妹島さんに褒められた。 講評会終わりに、「またね!」と言われて、調子に乗った。
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2021年7月22日
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小幡剛也
分岐点?
バブル期の旧約聖書世代のサイボーグ学生らしく「ゼネコン設計部にでも就職するか」と思っていましたが、キリスト降臨で、「残ったほうが面白いかも…」と思い始めました。 でも、飲んでいる時に「どうせやったら設計部長目指したら」と先生から言われ、 「それもあるか…」と、「まずは就職してから考えよう」と思って今に至ります。 小幡剛也
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2021年8月29日
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yoshikawa
母の友達の建築家が我が家の改修図面を引く様子を横からのぞき見て、建築家という仕事を知りました。
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2021年8月24日
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masanori.yano
自由と不自由
学部生のころ、建築を自由に考えることが苦手というかその意味が分からずずっと悩み続けていたように思う。多分、自分の中のイメージとして竹山先生が自由の象徴としてのイメージがあり、自分自身とのギャップを位置づけることができていなかったのだろう。 卒業設計を終えて院生になり、社会に出る中でいつかははっきり覚えていないが、自由は単独で存在するのではなく常に不自由と表裏一体で同時に存在するんだと気づいた時に、気が楽になり腑に落ちた。
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2021年8月23日
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bqd11015
海外旅行
特に2回生の時にヨーロッパを一周した体験です。それまで書籍やTV画面を通じてしか見ていなかった国・都市ごとの街並み、生活感の違いが楽しく、そこに、長い時間を通して建築が貢献していることで一層興味がわきました。単純にこんなことに関われたら楽しいだろうと思いました。(渡邉ゆたか)
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2021年8月22日
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hamada
感動
豊島美術館にいったとき。初めて体感する場所の感覚で、自然界にもできないことを建築はできるのだと思った
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2021年8月21日
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ISEKI TAKEHIKO
アメリカへ
大学には無事入ったが、建築の事は何も知らなかった。授業にはあまり出ず、建築学科の図書館で本を読みあさっていた。心を打たれたのは、F.L.ライトのスケッチとミースの建築だった。大学2年の時、京大をさぼってアメリカを旅し、NYのカレッジに8ヶ月間通った。やはりここに自分の思い描いた生活と建築があると感じた。しかしその翌年、NYは9.11に見舞われ、自分の夢の一部も崩れ落ちた気がした。
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2021年8月18日
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katsuyat
先生に模型のここから音が聞こえると言われた時
学部の2年の時、下手くそなスタディ模型を持って行ったにもかかわらず、真摯に先生に見ていただきました。 「ここから水の音が聞こえるね。」 という言葉をかけていただき、空間というものに、触れた気がしました。
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2021年8月17日
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Yoshinobu Shimoyama
建築ということば
もともと大工さんになりたかったので工業高校を受けたくて、進路をなんとなく考えていたとき、ふとTVに流れた建築ということば。 とても鮮烈に記憶していて、自分の目指したいものが決まった気がした。 大工さんのように自分で道具を使ってつくる以外の「つくる」の可能性を知って世界が広がった。
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2021年8月12日
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chikano.h
「触発する空間」に触発された、はじまり
ドローイングから解放され初めての2回生課題、竹山先生の「触発する空間」でのエスキス、講評会。あまり課題の意図に沿った作品をつくれなかったですが、プレゼンの緊張感とわくわくしたあの高揚感は一生忘れないです。高松先生の最後の小学校課題で、一発目に持っていった案がそのまま受け入れてもらえ、かたちになったことも私にとって大きな出来事でした。
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2021年7月28日
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竹口 健太郎
図書館で
実家のRC造の住宅にロンシャン窓のオマージュがあり、なんとなくコルビュジエが潜在意識に入っていたのか、建築学科の図書室で二川氏のその写真に遭遇した時、なるほど、建築って建築家による世界観が表現できるんだって実感しました。
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2021年7月22日
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